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【DIY】家電の電源プラグ(コンセント)が壊れたので5分かけて修理してみた



悲劇である。

年末の大掃除で日頃目の届かない場所まで綺麗にしよう。その一心でレンジ台の裏側を覗いた瞬間に違和感に気づいてしまった。

我が家で5年以上愛用しているヘルシオ(AX-HC4)の電源プラグの様子がおかしい。

電源プラグと自宅のコンセントを繋ぐ「延長コード」のプラスチック部分が溶けてしまい、電源プラグと延長コードが完全に融着されてしまっていたのだ。

本当にしっかりと融着してしまっているため、電源プラグを取り外すこともできず、このままでは大事なヘルシオが延長コードと一生一緒にいなければならなくなってしまった。

(セガサターンが故障しフタが空かなくなる事態が発生し、そのサターンが故障前にプレイしていた「超兄貴」専用マシンになってしまったというエピソードとどこか似ている)


何よりショックなのは、この状態に気づかずに長期間に渡って家電を稼働させていたことである。

電源プラグはAC100Vの商用電源を引き込むポイントであり、埃などの抵抗成分が入り込むことで火災等に繋がる恐れがあるのは言うまでもない。


実効的には使用に問題はなかったのだが、気づいてしまったからには放置するわけにもいかず、大掃除の最中に急遽応急処置を行うことになった。


先ずは状況確認。



ヘルシオの電源プラグ(黒)と延長コード(白)である。

延長コードがすっかり変形してしまっているのが見てわかる。


前述の通り電源プラグを抜くことができないため、思い切ってプラグ直前のケーブルを切断する。



ここで、次の作業のためにケーブルの中央を割っておく。

次に、ホームセンターで100円で購入した電源プラグをドライバーを使って開ける。

(今回はパナソニック WH4415Bを使用した)


  

一目瞭然の構造だが、ネジにコードをかしめて導通させる仕組みなので、ネジを全開までゆるめておく。

その後、事前に割っておいた電源ケーブルの先端の被覆を剥き、ネジを締め込むことで電気的な修理は完了だ。



この際、ネジはしっかり締め、電源ケーブル同士が絶対に接触しないよう十分な空間が確保されていることを確認する。

最後に電源プラグのフタを締めて作業は完了。



この時、もし可能であればテスター等でプラグの端子間が絶縁されていることを確認したい。



修理を行った電源プラグを使用してヘルシオを稼働させたが、特に問題はないようなので応急処置としては良しとした。


一応のコメントだが、基本的に家電製品をユーザが改造することはメーカの取扱い説明書で禁止とされている。
また、今回の記事を参考に作業を行い、何らかの問題が発生しても責任は負えない。DIYはあくまでも自己責任である。



最後にちょっとした考察。

今回問題のあった延長コードだが、使用定格は125V / 15Aの一般的なものだ。

ヘルシオの電源プラグの定格も同じであり、電子レンジ機能の1000W使用時にも十分余裕のある数字である。

では、何故プラスチックが溶け出してしまったか。

完全な推測だが、電力定格は満足していたものの、燃焼定格を超過していたのではないだろうか。

調理器具という特性上、かなりの高負荷が数十分に渡って継続することがあり得る。

早速電気店で熱に強いと謳っている延長コードを購入して代替することにした。



というよりも、そもそも100均の延長コードを使っているのに無理があったと反省するのであった。

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